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KOMOTO社製赤外線投光器取り扱い拡大のお知らせ

2019.07.28

近年の自動車のフロントウインドウへのIRカットガラスの採用増に伴い、従来の850nmの赤外線を使用した赤外線投光器では、フロントウインドウ越しに運転者の姿を鮮明に撮影することが難しくなってきています。これを解決するにはできるだけ可視光に近い光源を用いる必要があります。しかし、2018年10月1日から交付が開始された図柄入りナンバープレートは、赤外線に近い光源のみで撮影すると、図柄を透過させることが可能なため、LPRが必要となるITS用途などでは赤外線に近い光源を使用することが理想的です。この背反する要素をクリアし、なおかつ運転者の視界に影響の与えない遠赤色光源の製品をKOMOTO社が開発しました。

弊社では、2019年8月1日より、それらの遠赤色光源の製品の取り扱いを開始いたします。また、それらと併せて、赤色光や通常より長い波長の赤外線に対応した商品の取り扱いも開始いたします。

(参考)波長によるフロントウインドウ及び図柄付きプレートの透過状況
  赤色 遠赤色 赤外線
  730nm 760nm 810nm 850nm
 

プレート図柄透過

×
フロントウインドウ透過
運転者の目に与える影響 ×
製品 SR1 SJ1 SP1 S1
撮影条件:興和光学 LM50HC-IR / Dalsa Genie Nano C1921 / 1/1000sec. F2.8 10dB / 正面プレートまで20m

既存の850nm商品に追加して、追加設定を行う波長は下記の表の通りとなります。

赤色(可視光) 遠赤色 赤外線
730nm 760nm 810nm 940nm
フロントウインドウを完全に透過する必要がある用途など フロントウインドウの透過を主に、図柄付きプレートの図柄透過も求めている用途など 図柄付きプレートの図柄透過を主に、フロントウインドウの透過も求めている用途など 発光していることを認識されにくくしたいセキュリティ用途など

光源のラインラップ拡大を行う商品は下記の11商品となります。

  • ストロボ式別体型
    • S1/S2/S3
  • ストロボ式ハウジング一体型
    • C7S/C7/M6S/M6D/M8/P1
  • 常灯ハウジング一体型
    • L7S/L7

S1につきましては、全波長のデモ機をご用意しています。実際の撮影環境によって適した波長が異なりますので、850nm以外の製品を検討される場合は、デモ機での現地テストを行うことをお勧めいたします。

価格および納期の情報につきましては、メールフォームからお気軽にお問い合わせください。